【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~
葬式は2時から。
あたし達は12時に向かった
1時にはもう全員集まった
父さんと母さんも来た
会話…
はしてないけど。
淡々と葬式は進む。
初めて座った親族席。
ここから見える、泣く人々。
拓海はこんなに愛されてたんだね。
あたしは花に囲まれた拓海の写真を見ながらそう心の中で呟いた
あたしの腕の中で心愛は笑っている
「よしよし」
あたしはそう言い、頭を撫でた
その瞬間涙があたしの目からこぼれ落ちた
あたしはハンカチで目を拭いた