【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~
火葬場にはあたし、お母さん、大ちゃん桜、そして…あたしの父さん母さんが来た
火葬場へとついたあたしは心愛を思い切り抱きしめた
「それでは…今から火葬に入ります。」
あたしはほとんど放心状態だった
腕の中の心愛の顔はキョトンとしていた
拓海が入れられた所から煙が上がっているのが見えた
その瞬間あたしの頭が真っ白になった
あたしは何も考えず火葬場へと走る
その瞬間大ちゃんに腕をつかまれた
「いやぁ!!!拓海!拓海が燃えてる!!!」
「愛!どうしたんだ急に!!!」
「やめて!やめてよ!拓海を焼かないで!苦しがってる!!痛がってる!!」
「落ち着けって!!拓海はなぁ!!」
「いやーーーー!!!!!」
あたしはこれまでにないくらい大きな声をあげて泣いた
その言葉に驚いた心愛もなき始めた
もう泣かないって決めてた
拓海が死んでしまったって、聞いたときもう泣かないって決めてた
でも、それでも、たくさんのハンカチをバックにいれたのはあたしがまだまだ弱いから
ねぇ拓海、あたしまだ17なんだよ。
弱いんだよ。
そばに…
いてほしいと思うよ。