【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~
中は、オシャレな内装だった。
洋風な感じで、白いテーブルとイスがズラッと並んでいて
花や、絵などが飾られていた。
従業員は見たところ約5人ほど。
とても居心地のいいような、そんな感じだった。
そして思った。
このお店に私の格好は不釣合いだと。
桜は特攻服なんてもってないし、髪はクロのまんまだ。
だから、私が貸したプーマのジャージを着ていた。
プーマのジャージならまだ似合うと思って。
あんま似合ってないけど。
そんな桜はまだ私の腕につかまっている。
とりあえず先生がカウンターに座ったので、あたしと桜もカウンターに座った。
「お!拓海??」
後ろから声が聞こえた。
振り返るとそこには20代ほどの男性がいた。
そして…その人の顔に私は見覚えがあった。