†おせがわせウサギ†
「で、君は何処へ行きたい?」


えっ!無視!?

しかも、何も無かったような言い方じゃん。


「ねぇ。心の中で突っ込むの止めてくれる?」

「!っ!! どうして、分かったの!?もしかして、貴方は他人の心を読む事ができるの?」

「……違うよ。だって、君って顔によく出るでしょ!?よく、言われない?『君の考えている事はお見通しだ』って。」


「……凄い…。よく、知ってるね?もしかして、超能力者?」


「だから、違う……でも無いかな?超能力者……には近いかな?……………違う!!!それが言いたいんじゃ無い!!ただ、顔に出やすいって言ってるだけ!!…………ハアハア。あんたって喋ってるだけで疲れる……。いい加減、何処に行きたいか言ってくれる?」


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