女子高生漫画家ノ恋愛
「オイ、大丈夫かよ?」
病院での診断が終わり、学校に荷物を取りに行ったらなんと玄関でまさおが待ってて、いや、心配までしてくれていた。
ラッキー
「うん、まぁね。」
照れ隠しに前髪を弄りながら答えたら怒鳴られた。
「ちげぇよ!馬鹿野郎。あんたの手じゃなくて、漫画!!」
まさおが心配してくれていた、という喜ばしいニュースで忘れていた。
この状況の悪さを。
……どうしたものか…
今まで原稿を落としたことがなかったのが自慢だったのに!
「続きが気になってんのに…休載かよ?!」
…だよね……
休載は…したくない。
出来れば。
そんな時、とても心強い味方がいることを思い出した。