私の先生①
土曜日の朝、目が覚めて先生の部屋の前を通ると、まだ真っ暗でカーテンひいたままだった。

私はそおっと、ドアを開けてみた。

先生の寝顔初めて見た。
やっぱり髪の毛サラサラで、綺麗な顔立ちだった。

近づいてみると、急に手首をつかまれ、すっぽり布団の中へ抱き寄せられてしまった。

先生、起きてたんだ。

放してって言ったら…

人の寝顔を黙って見てるからって言われた。

私の寝顔も何度も見たくせにって言った。。

先生の匂いがした。

先生はそのまま動かない。

私も黙ってそのままでいたけど
ドキドキに堪えられなくて、朝ごはん一緒に食べよって言ってそっと抜け出した。

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