私の先生①
卒業しても、私は先生のことを
『先生!』と呼んでいた。

先生は私のことを、相変わらず、名前ではなく、苗字で呼び捨てにしていた。

私は二年間呼ばれ続けたこの呼び方が大好きで、うれしくて。

それにやっぱり先生は先生だから、他の呼び方はありえない。
先生はいつまでそんな呼び方するつもりだって、あきれて笑ってた。


いつまでもって言いたいけど…

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