Angel Love Devil~天使と悪魔の禁断の恋~
「結華!
大丈夫か…?

…なにも聞こえねぇよ?」

「…“アレン…私を探して”って!
探してって……!」

「…あれ?お、おい…

結華、お前の髪と目の色…変わってきたぞ?」

「え…」

「鏡…見るか?」

そう言って鏡を
私に手渡してくれた。

「うん、借りるね。」

そこに写っていたのは…

優斗が言っていた通りの
美しい姿をした…、

結華…いや、マリアの姿だった。

「本当だ…なんで?」

その時だった。

“私を…、
思い出して……?

あなたは、私。

私は………あなた。

あなたは、誰を求め、
探し、何をするために

ここへ来たの……?”

心の…頭の奥から
聞こえてきた。
日本語じゃ…ない。

なのに…

私は何を言ってるのか
わかる…わかるわ…!

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