六等星の一生
「ならば、太陽の神様にお会いなさい。ずうっと東の方で会えるでしょう。そして必死にお願いするのです」
「本当ですか。ありがとう。きっとそこへ行きます」
「では私はこれで」
 鳥はそのまま、冷たく震える空の方へ飛び立って行きました。
「太陽の神様ならばきっと私を輝く星にして下さるに違いない。さあ、今こそ行こう」
 六等星はそこから立ち去って、ずうっと東の空へ向かっていきました。
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