±0の法則。






「…そうだ平井、見つかったのか、あれ?」




「あぁ、うん。……とっておきのやつを。」




「…良かったじゃん。あ、実はさ、俺も今、俺のお気に入りの場所に向かってるとこ。」




「え、どこだよ?」




「やだね、教えるかっ。」




「教えろよー。」




気付くと、もう“あの場所”まで来ていた。






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