きみのて
わたしは手紙を書いた。

さっちゃんが少しでもさみしくないよう、ぬいぐるみを添えた。

入院生活の事はよくわからない。

ましてお見舞いもできない入院生活なんて。


わたしは願うことしかできなかった。


自身もボロボロの身体になって。

さっちゃんが元気になる日をただ願うしかできなかった。
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