きみのて
わたしはきのこ嫌いの山田光輝に話しかけた。


「ねぇこーちゃん。」

「なんですか?」

「卒業ライブ、もしよかったらギター手伝ってくれない?」

「いいですよ!」


わたしは体調がよくなってから、少しずつまたバンドをやっていた。
最後のバンド生活に、いくつか曲を作りたくて、こーちゃんにお願いした。

他に頼みたいと思っていたメンバーも、全員快く了解してくれた。
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