きみのて
これってもしかして、一目惚れ?

まだどんな人か、全くわからないのに。


でも同じサークルなら、この後の集合写真撮影に来るはず。

サークルが同じなら、近付くチャンスもあるはず。


光が高橋君と別れ、わたしのところへ戻ってきた。



「やっぱそうだったわ。この後すぐ来るってさ。」



わたしはうきうきしながら部室前へ行った。


しまった。
もっとかわいい服着てくるんだった。


落ち着かないのと強風の寒さでぶるぶる震えているところへ、高橋君がやって来た。
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