きみのて
コンパの日から数日。
高橋君からのメールはなかった。


「なんでメールくれないのかなー?」

「なんでだろうねー?」


大学の駐車場、美加の車内で、コンビニで買ったスパゲティを食べながら、ケータイをいじる。

美加は興味なさそうにサンドイッチを食べる。


「おぉっ!?」

「どした。」


軽音楽部からのメールが、部員宛にCC:で送られている。
その中に・・・


「これ、多分高橋君のメアドだと思うんだよね。」


メアドの中に名前が入ってる。


「・・・陸っていう名前、高橋君しかいないと思うし・・・メールしてみようかなぁ。」

「してみろしてみろ~」


わたしはメールをしてみた。
意外とすぐに返事は来た。
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