きみのて
ある夜のこと、和也から電話があった。
大学の課題のことだった。
特別な内容は何もなかった。
なのにわたしの心には、何かが引っかかった。
なんとなく、和也の声が暗い気がした。
大学の課題のことだった。
特別な内容は何もなかった。
なのにわたしの心には、何かが引っかかった。
なんとなく、和也の声が暗い気がした。