俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
ころっと騙されるんだろうな。この笑顔に……



実際私も少し騙されかけている。裕斗の笑顔に負けてもいいやなんてちょっとだけ思う私が居る。



こんなのに騙されたらダメなんだろうな。



「どうかしたか?」



岩谷くんが、心配そうに私を見る。



「ううん、なんでもない」



「なら、良いが……頑張ってくれよ?負けたら、牧村に奪われるんだからな」



「え?」



きょとんと見上げると、岩谷くんは眉間に皺を寄せぐいっとメガネを押し上げる。



「牧村個人と、かけてるんだ。新発売のギャルゲーをな」



「そうなんだ……」



岩谷くんは、スタスタと歩ききれいなお姉さんに声を掛け始めた。



藤堂くんは、そこに居るだけでイケメンだからか、きれいなお姉さん方に良いようにされている。



「私も頑張らないと」


気合いを入れ私も着々とお客を入れるのを頑張った。



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