俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
「これか……裕斗!」


「何かな?萩原さん」


裕斗は、買い出しに来てからこの通り、機嫌が悪い。



私の事も、ずっとこんな風な話し方だ。


私裕斗の彼女だよね?一応。一応って言うのも、悲しいけど。



せっかくデートだったのに。



買い出し場所は、バスで一時間行った場所だった。



オバサンは色々しないといけない事が山ほどらしく、私に買い出しを言ったんだと思う。



太陽のせいで、私と裕斗の額からは汗が流れ出る。



水着の上から私は、ワンピースを着て、風が吹く度に、めくれあがる。



ワンピースを抑えながらは、少し面倒くさいと思う。



「裕斗……私の事好き?」



ぽとっと裕斗は、持っていた野菜を落とす。



「ハン、くだんねー。何今更の事聞いてんだ?」



「だって……」



「俺は、二度と言わねーからな」



っ……裕斗のバカ……言ってくれても良いじゃん。裕さんは、たくさん言うのに、なんで裕斗は……


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