俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
「キスした仲なのに?」



「っ……」



一瞬で私は、顔が赤くなる。



「真っ赤になって、エッチだな。静留ちゃんは」



「そそんなんじゃないもん!」



私は、その場から去るように、早足で移動する。



すると、後ろから付いて来る裕。



私のスピードに合わせ、スピードを変える。



まるで、ストーカーのように……



「……」



「クス、可愛い。静留ちゃん」



なんでついてくんだろ?裕斗居なくなったし。



「…………」



買い物メモは、後はあれか。かき氷のシロップか。



どこにあるんだろ?


裕をムシしながら私は、キョロキョロ見渡す。



あ……



私が見つけ取ろうとした時だ。裕も私が探してるのが、分かったのか、ちょうど私の手と重なった。


「っ……」



軽く触れた手を裕はなかなか放してくれない。



それどころか、私の指に自分の指を絡めて来た。



周りは、好奇の目で私達を見ている。



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