俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
「逃げんなよ、お姫さん」



ピタリと反射的に私は、止まってしまった。その瞬間八神くんは、私を見ながらニヤリと笑みを浮かべた。



「クックッ、オメーの面にはよ、見覚えがあんだよ」



そう言って八神くんは、私の体を引き寄せ顔を舐めるように玩味する。



「オメー姉貴いんだろ?」



え?姉貴?



「居るのか居ねーのかどっちだよ!!」



プールは、フェンスに囲まれおり、そこに私は追い込まれ八神くんは、拳でフェンスを強く叩いた。


ガンと耳元でその音がした。私は、怖くなり震えながらもただ頷いた。



「へぇ~、これがあいつのお気に入りの妹ってわけか」



腐ってると八神くんは、私を見ながら呟くと、私を睨みつける。



「良いこと教えてやるよ、オメーの姉貴が結婚した理由をよ」



「え?」



「オメーが好きな奴としか、結婚しないって言うんだぜ?俺を振りやがったんだよ、あの女はよ」



最初何を言われているか分からなかった。



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