俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
「オメー遅かったな」


戻ってくると、お腹をポンポンと押さえた八神くんが声をかけて来た。



「うん……え?」



テーブルにあったお皿は、何もなかった。オマケに、私のチャーハンもきれいさっぱりなくなっていたのだ。



「私の……チャーハン」



絶対裕斗のせいだ!


なんて思いながらも、ただ裕斗に八つ当たりをしたかっただけなのかもしれない。



「……」



「じゃあ、出るか……」



お会計は、八神くんがたくさん注文するからか、実は最初に支払っていた。



最近、物騒だからか最初に支払ってほしいと店の人に言われてしまった。



八神くんは、見るからに、不良だから仕方ないかもしれないけど。



私は、どうみられてたんだろう?
ちょっとだけ気になった。



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