俺様（王子）彼氏の危ない罰ゲーム!？(逆ハー気味)

｢なんで知ってんの？｣



｢さっき何回も電話来たし｣



電話を？



｢私……行かないから｣



｢ずっと待ってるって。ずっと……｣



そんなこと言われても私、行かないよ。だって、今までさんざん、振り回されてたんだから。



自業自得なの！風間くんなんて、もう知らないよ……



一度しか、好きだって言ってくれないんだから……



女の子の気持ちなんて分かんないんだよ。風間くんは……



だから、もう付き合ってられないよ！



もう、会わない。会っても、風間くんって呼ぶから。ずっと……



｢私……もう嫌いだから……風間くんの事｣



｢姉ちゃん……｣



遼は悲しそうに呟いた。
だけど、私は、もう付き合わないって決めたから。



｢じゃあ、最後に行ってきたら？気持ち全部ぶつけてきたら？｣



遼は、私の手を握りながら言う。



｢遼……｣



｢僕さ、思うんだ。男って、どうしても素直に言えないんじゃないかって｣



｢……｣



｢照れくさいんだよ。すごく……好きな人に好きって言うの｣