俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
少しだけ気になった。



「夏祭り楽しみだな!」



あ……



「どうかしたか?」



「うん……私のお金、八神くんに使われたから、ないんだ」



「ほら……」



「え?」



裕斗が私にくれたのは、茶色の封筒だった。



「これ……何?」



「静留、働いただろ?ホスト喫茶で」



だけど、中身は一万円も入っていた。
そんなに働いてもいないし、それに、働いてたとしてももらいすぎだよ。



「いいよ!こんなに」


「店長と顔馴染みなんだよ。イヤな奴は居るけど」



そう言って裕斗は、私にムリヤリ封筒を渡した。



良いのかな?もらって……



「これでたくさん買えよな?」



「う、うん」



裕斗ありがとう。私嬉しいよ。
もしかしたら、裕斗が働いた分も入ってるかもしれない。



同じ時期に働いたし。なのに、私にくれるなんて……



「裕斗、ありがとう」


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