俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
「気にすんなって」



裕斗は照れくさいのか、頬を掻いている。
こんな表情もすごく可愛いなって言ったら怒るよね?



私、どんどん裕斗を好きになっていくよ。今までの裕斗と違うから、私ドキドキするんだよ?



裕斗分かってる?もし、これも演技だったら私は、間違いなく今度は本気でキライになるから。



裕斗全部を……



取りあえず私は、キライになる努力すると思う。



「?どうかしたか?」


「ううん、夜楽しみだなって」



「まぁ、俺も」



そう言って裕斗は、私のおでこにチュッとキスをする。



やっぱり照れくさいのか、頬は真っ赤だ。



「裕斗、なんで真っ赤なの?」



「バ!赤くない!」



そう言っても、赤いのに。



「初めてだから……」


「え?」



「初めてだから、好きになったの!」



「私が?」



「ああ……」



「七人も居たのに?」


「……ああ」



裕斗は申し訳なさそうに下を向く。



「俺……変わるから」


下を向いていた顔を上げ私を見つめる。


「だから、居てよ……俺の横に」



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