俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
「私……ね?お姉ちゃんに言われたの」



しばらく経ってやっと静瑠は、泣き止んで俺に今までの出来事を説明してくれている。



静瑠は、まだお姉ちゃんと言っている。そう簡単に、変えられないんだ。



今まで家族とは、本当の家族のように接して居たからだろう。



だから、静瑠はこのまま姉をお姉ちゃんと呼ぶんだろうな。


「なんて?」



俺は、静瑠の頭を撫でながら言う。二人して、フェンスに背を向け座りながら。


「祭の晩にお姉ちゃんが、いきなり消えてもし、裕斗が……あたしを待っていてくれたら、認めてあげるって」



そう言って静瑠は、俺を真っ直ぐみたと思ったら、下を向いて赤くなった。



「静瑠?」



「あ、ごめんね?裕斗があの頃よりも、かっこ良くなってるから、直視できなくて」



そう言いながら静瑠は耳まで赤く染まった。
可愛くて、俺はそのまま静瑠を押し倒す。



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