俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
ガラリ……



『ただいま!』



『お邪魔しますぅ!早くぅ、部屋でイチャイチャしよ?』



誰か帰って来たんだ?オバサンの息子かな?



「全く!あの子は、また女の子とイチャイチャ」



オバサンは、ダイコンを持ったままプリプリ怒っている。



チャラチャラしてるんだ。オバサンの息子って。



一瞬だけ脳裏に浮かぶ。裕の顔が……



裕みたいな人かな?


そう思いながら、私は、オバサンの手伝いをした。ただ、そこに居れば良いだけなのは、意外に楽だ。



お客さんに声を掛けられれば、ボンボンを持ちながら、笑顔を振りまく。



たまに、変なお客さんも居たけど、オバサンが追い払ってくれたりもした。



私が、困らないようにちゃんとフォローもしてくれる。



お母さんって、こんな感じなのかな?



ふと思った。お母さんの事を……



私のお母さん達は、あまり家に居ない。そんなに儲からないのに、出張ばかりして家にあまり居ない。



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