俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
それを掴み男の人は、携帯を耳元に当てる。



『ごめんね?猫ちゃんが来ちゃったみたいで、また今度ね?』



そう言ってぴっと携帯を切った。未だに、手を放してもらえず私は、苦しさでいっぱいいっぱいだった。



慣れない仕事のせいか、苦しさのせいかわからないが、プツンと何かが消えたように、意識が遠くなっていくのを感じた。



「え?……弱ったな。まだ、彼女、二階に居るんだけどな」



最後に見たのは、誰かがブツブツ呟いた姿だけだった。




< 59 / 221 >

この作品をシェア

pagetop