俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
「ん…………」



っ……!



うううさぎ!?



目を開けると、うさぎのドアップが映る。



ピンク色の可愛らしい、うさぎが私を見下ろしている。誰かが、うさぎの着ぐるみの顔の部分だけを株ってるんだ。



なんで?うさぎなんだろう?ここは……。どこ?天国?もしかして……



ガバッと起き上がろうとするが、なかなか思ったように動かない。



うさぎが、私の頭をよしよしと撫でる。くすぐったくて、でも、気持ちが良かった。



「ありがとう。うさぎさん……」



うさぎは、照れたのか、頭をかいている。それが、可愛くて笑うとまた頭を撫でられる。



「私……」



うさぎは、ノートにサラサラと文字を書く。



「……お……風呂に入って、のぼせた?」



ごくごくとうさぎは、頷く。



そっか、私……



服は、誰かが着せてくれたのか、ちゃんと着ている。男の子が着るかっこいい服だった。



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