俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
ブカブカな服からは、香水の匂いが微かにした。
セクシー系の香水の匂い。



確か、裕斗と同じ匂いだったな。この匂い……初めて会った時も、この匂いの香水してた。



まだあんまり経ってないのに、懐かしいな。



同じクラスだったけど、あんまり学校に来ない裕斗の存在は、あまり知らなかった。



だから、一年の時の冬に初めて私は知った。
裕斗の存在を……



私が最後にお母さんからプレゼントされた携帯をなくして、雪に積もって見えなくなった携帯をたまたま拾ってくれたのが、裕斗だった。



雪の中に落ちてたなんて言いながら、私に渡してくれた。



あの出来事がなかったら、私は今でも裕斗の存在を知らなかったと思う。



二年でも、同じクラスになれて。付き合ったのが、一年の冬休みになる前の日だった。



OKしてくれた時の日は、今でも覚えてる。すごくドキドキして、お餅もいつもは、食べれるのに半分ぐらい残した。



お姉ちゃん達に心配されて、最終的に病院まで連行されてしまった。



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