俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
「イヤだって言ったら?」



ニコニコと笑いながら裕さんは言う。私を抱きしめてる腕がさらに強くなる。恥ずかしくて、逃げ出したい気持ちになりながらも、そこに居るしかダメだった。


「お願いします!」



今度は、はっきりと藤川くんは言った。変わりたいって本気なんだなと分かるぐらい強く、はっきりと。



「なら、静留ちゃんがデートしてくれたら良いよ?」



「え!?」



裕さんが私の頭を撫でる。不意に視線を感じ上を見ると、甘い表情で私を見つめている。



っ……ムリ!こんな顔!イチコロになるって!



「ね?静留ちゃん次第だよ?」



「わ私……」



ムリだって!恥ずかしい!だって、顔そっくりなんだよ?すごく……イヤでも思い出すしかないから!



「静留ちゃん?」



藤川くんや、岩谷くんも私を見つめる。私の回答一つで、明るい未来か暗い未来かわかれる。



「私……「すればいいんじゃねー?俺には関係ねーけど」



私の言葉を遮って、裕斗が言う。



いつのまに!



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