俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)
「でも、せっかく持って来たから飲んでね?……」



はいと言って裕さんからコップを受け取ろうとした瞬間、コップが傾いた。



一瞬、裕さんがわざとコップを傾けさせたように見えた。



バシャっと私の足にかかるジュース。



「ごめんね?こぼしちゃったみたいで」



「いえ……っ」



ちょっ……



裕さんは、私の足を自分の唇に近付けさせ私の足をペロリと舐める。くすぐったくて、思わず足をバタバタさせる。



だけど、裕さんは舐めるのをやめてはくれない。



「んっ……」



「クス、感じちゃった?」



赤くなった私を見て裕さんは、可笑しそうに笑った。



「でも、涙は止まったみたいで良かった!」



へ?



そう思いながら確かに止まっている事に気付いた。
裕さんは、私の足を解放すると残念そうに足を見つめる。



「残念だな!もう少し舐めていたかったな」



冗談言いながら裕さんは、また笑う。



「な何冗談なんて言ってるんですか!」



「冗談じゃなかったら?」



低く囁くように裕さんが言った。私の腕をグイッと掴み胸元に引き寄せられる。


「裕、さん……」



裕さんの心臓の音がした。私と同じようにドキドキと鼓動がなっている。
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