確かで不確かな未来に。
やり始めてすぐに、俺たちは本気になりだした。
「――…はい、次平井だぞ。」
「んんー…。」
あそこに置けばたくさん取れる。
でも次にあそこに置かれたら全部台無しだ…。
「ん――…」
「悩んでんの?」
「うるせえって。ちょっと黙ってろ。」
「はぁー…、平井、お前さぁ、ちゃーんと先読めてんじゃん?なのに何でさ―…できないわけ?」
「…何か言ったか?」
ぱちん、と別の無難なところに置いて一個取る。
「ったく…気付けよな。」