確かで不確かな未来に。





「え…平井…」




「試合…来てたのか?」




「な…何でわたしが、わざわざあんなとこまで平井の試合見に行かなきゃいけないのよっ…!ちゅ、中学の時の同級生が出てたから…っ!」




「いや、別に俺の試合見にきたのかとは一言も…」




「…言っ…言ってないけど!!」




もうっ、と小さく呟くと、広瀬は向こうを向いてしまった。




なぜか思わず、くすっと笑ってしまった。









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