嫌よ嫌よも好きのうち
嫌よ嫌よも好きのうち
-好きなんだもん
「宇野くん、おはよう!」
「・・・。」
今にも小鳥のさえずりが聞こえてきそうな天気の良い夏の朝。
今日も私、森野優衣は朝から大好きな宇野くんに猛アタック中です。
「ねぇ、宇野くん!昨日の晩ご飯なんだった?」
「・・・。」
「私のところはハンバーグだったの!」
「・・・。」
「朝ご飯は、メロンパンとコーヒー牛乳!」
「・・・。」
「あ、今日は体育があるね!男子は何するの?」
「・・・。」
宇野くんから返事がないのはいつもの事。
そして宇野くんが嫌そうな表情を浮かべて今にも怒鳴りそうなのもいつもの事。
「・・・ったく、うるせーんだよ!いちいちそんな事、聞いてくんな!」
椅子に座っていた宇野くんは立ち上がり教室のドアを目指し私に背を向ける。
口から漏れた溜息と右手で髪をわしゃわしゃとする行動が苛立っているのを物語る。
「だって・・・宇野くんが好きなんだもん!」
私がめげずに宇野くんの後ろ姿を見て叫ぶのもいつもの事。
もちろんここは教室でクラスメイトがたくさんいる。
だけどそんな事は私にとっておかまい無しなのだ。
恥ずかしいだとか変な高いプライドなんて私には必要ない。
一方、宇野くんはと言うと-
成績優秀。
スポーツ万能。
おまけにイケメン。
そんな三大モテ要素を持ち合わせた人がモテない訳がない。
でも宇野くんはいわゆるクールってやつで女の子には何かと冷たいのだ。
だがそれがまた女の子にはたまらないらしく宇野くんは学年で1番モテていると言っても過言ではない。
そんな宇野くんに恋をした私は毎日猛アタックの日々なのだ。
想いが届いてくれればいい。初めはそう思っていた。
だけど今はそれじゃあ物足りない。宇野くんの隣にいたい。
そう思う様になったんだ。
「・・・。」
今にも小鳥のさえずりが聞こえてきそうな天気の良い夏の朝。
今日も私、森野優衣は朝から大好きな宇野くんに猛アタック中です。
「ねぇ、宇野くん!昨日の晩ご飯なんだった?」
「・・・。」
「私のところはハンバーグだったの!」
「・・・。」
「朝ご飯は、メロンパンとコーヒー牛乳!」
「・・・。」
「あ、今日は体育があるね!男子は何するの?」
「・・・。」
宇野くんから返事がないのはいつもの事。
そして宇野くんが嫌そうな表情を浮かべて今にも怒鳴りそうなのもいつもの事。
「・・・ったく、うるせーんだよ!いちいちそんな事、聞いてくんな!」
椅子に座っていた宇野くんは立ち上がり教室のドアを目指し私に背を向ける。
口から漏れた溜息と右手で髪をわしゃわしゃとする行動が苛立っているのを物語る。
「だって・・・宇野くんが好きなんだもん!」
私がめげずに宇野くんの後ろ姿を見て叫ぶのもいつもの事。
もちろんここは教室でクラスメイトがたくさんいる。
だけどそんな事は私にとっておかまい無しなのだ。
恥ずかしいだとか変な高いプライドなんて私には必要ない。
一方、宇野くんはと言うと-
成績優秀。
スポーツ万能。
おまけにイケメン。
そんな三大モテ要素を持ち合わせた人がモテない訳がない。
でも宇野くんはいわゆるクールってやつで女の子には何かと冷たいのだ。
だがそれがまた女の子にはたまらないらしく宇野くんは学年で1番モテていると言っても過言ではない。
そんな宇野くんに恋をした私は毎日猛アタックの日々なのだ。
想いが届いてくれればいい。初めはそう思っていた。
だけど今はそれじゃあ物足りない。宇野くんの隣にいたい。
そう思う様になったんだ。