ー花言葉ー
その日は大学が午前中までだったため、コンビニでおにぎりを買い、
病院へ向かった。
すぐさま玲ちゃんの所へ行きたいところだがココは我慢♪
「政史ー!!来てやったぞぉ~!!」
「おぉ!椿今日は早いなぁ~♪」
久しぶりの友人の顔に俺自身嬉しかったりした。
「足の具合がどうだ?」
「ん~…もう骨はくっついたんだけど退院までにはあと最低でも2週間は
かかるってさ~…。
早く彼女探ししたいのに~!!」
「お前はそればっかだなww」
政史は合コンなどに行きまくりだが彼女がまったくできない。
高校の頃やばいほど奇麗な人と付き合ったのが最後だ。
その彼女とは何があったか知らないが両思いなのに別れたらしい…。
「椿はさぁ…梨花のこと、正直好きじゃねぇだろ…」
「……よくわかったな…俺言ってねぇじゃん!!」
「何年の付き合いだと思ってんだよ!」
「まぁな、正直全然好きじゃねぇ…。
あいつベタベタしてきてウゼェんだよなぁ~…」
「じゃあ別れたらいいじゃねぇか。」
「また別れたらほかの女が来るだろ?
だから別れたって意味ねぇんだよ…。
そこらへんにいい女なんて全然いねぇし…」
「うわ!そのセリフ…!!
お前は今全国のモテない男を敵に回したな…!!」
「ハハハ!!」
そんな他愛のない話をしていたらもう夕方だった…。
(玲ちゃん…待ってる…。)
「あれ?どうしたんだよ?急に立って…」
「あ?ワリィ、俺ほかの子の見舞も行かんくちゃならねぇんだわ…」
「あれ?俺以外にも知り合いこの病院に入院してんの??」
「いや…ココ来たとき知り合ったっていうか…」
「じゃあ俺も行っていいか?
ココいても暇だしよ…。それに同じ病院ならあいさつしおとかなきゃな!!」
と、言うことで今日は政史も一緒に玲ちゃんに会いに行くことになった。