ワンコ先輩とあたし。
ワンコにご褒美
次の日。
空は昨日までの雨が嘘みたいに晴れていて、太陽が眩しいっ!!!
やっぱりあたしは、こうゆう天気のほうが好きっっ!!!
「おっはよー♪♪♪」
「あ、香代!!!」
やっぱりもういつもの3人はいた。
はやくない!?
「ねぇ、香代…ひとつ聞いていい?」
「?桃子どうかした?」
「昨日蒼真先輩にあった?」
「へっ!?…あったけど……」
「良かった!
昨日香代が帰ったあと蒼真先輩が来て、香代に用事って言ってたから…
もし会えてなかったらどうしようかと…」
あ、桃子だったんだ。
「ありがとう、先輩に言ってくれて。」
「へ?」
しばらくキョトンとする3人。
まぁしかたがないよね…
…………どんっ!!!
「あ、ごめん島崎っっ!!」
突然背中を押されてよろめいた。
クラスの男子が遊んでて、たまたまぶつかっちゃったんだろうね……
いつもなら無言で睨みつけるだけだった。
けど。今は………
「…っいやいや、こっちもごめんなさい!」
クラス中が静かになった。
「香代…本物だよね?」
「? どうゆうこと?」
「いやだって……」
皆驚いている。
その状況にあたしは思わず笑ってしまった。
だって皆口ぽかんってあけてるんだもんっ!!
「……何やってるんだ?
おまえら…」
あれ、いつのまに先生来てたんだ。
「ほら、席に着けー!
HR始めるぞーっ!!」