ワンコ先輩とあたし。
そのまま、遂に先輩達の練習している教室に着いてしまった………
「いたいた~♪♪♪」
「……なんで入らないの?」
「だって練習みてみたいんだもん♪」
そういって桃子はドアの隙間から教室内を見ていた。
なんかストーカーみたいだよ桃子ぉ……。
「けど確かに練習は参考になるだろうし見たいよね……。」
「あたしも………。」
「ちょっと恵理!薫までぇ!!」
「じゃあ香代、あんたはみなくていいんだ?
ワンコ先輩のボーカル、超うまいらしいよ。」
「………そうなの?」
それならホントに参考になる……よね………
それによく考えてみたらあたし、部活中のワンコ先輩をみたことがない。
………みてみたいかも。