最後のKiss...*ONE*
だけどあたしが悩んでも仕方ない。
きっと優菜なら上手くやる。
あたしはそう思うことにした。
「じゃーね!!」
優菜のクラス、8組の前であたしたちは別れた。
小学校が違った人はあたしたちのことをチラチラ見る。
きっと双子で顔がそっくりだからだ。
あんまり見ないでよ。
そう思いながらあたしは教室へむかった。
ガラガラガラ…
「よっ♪」
教室に入ってすぐに声をかけてきたのは幼なじみの陸(リク)。