最後のKiss...*ONE*
「もちろん♪」
陸の機嫌も良くなったみたい。
よかった。
あたしは安心して家に入った。
「お帰りー。
ごめんね、
先帰っちゃって。」
家に帰るとお母さんがいた。
お母さんが迎えてくれる日って久しぶりだな。
「あれ、優ちゃんは?」
お母さんはあたしを春ちゃん、優菜を優ちゃんと呼んでいた。
「今日は美希と帰るって。」
「そう。」
それからあたしは今日のことをお母さんにしゃべり続けた。