君の肩越しに見えた景色【短編】
「なぁ~でさぁ~うちの親がさぁ~………」
ウルサイなぁ~
ゆっくり弁当も食べられないじゃん。
「ちょっと…ウルサイよアンタ…」
「アンタじゃないだろう。雄二だ、雄二。」
「はい。はい。」
「はい。はいじゃないよ。もう愛子ちゃんったら、照れちゃって…。」
「気持ち悪いからやめてくんない」
「またまた…愛子ちゃん、実は嬉しいくせに。」
「ちょっと、黙っててくんない。ウルサイよ、本当アンタ。」
「愛子が俺の名前呼ぶまでやめない。」
何なのよ?
本当に訳分かんない。