君の肩越しに見えた景色【短編】
…………そして……………
……………半年後………………………………………
「なぁ…」
「なに?」
いつものように屋上で弁当を食べているアタシと雄二。
「俺さ…好きな女ができた。」
ズキン…
どうして…胸が痛むのだろう。
別に…雄二に好きな女ができたからって
アタシが動揺するような問題じゃないでしょう…
だから…
「へぇ~よかったね、で。どんな人なの?」
雄二の顔を見ないで、ただひたすら弁当を食べた。