恋愛方程式



やだやだっ!!






「あたしは、結城くんだけが好きなのっ!!」







静かな教室に大きな声を出したあたし。


それと同時にあたしを抱き締める腕から急に解放された。




「そ。なら諦めてあげるけど…


今度隙見せたら、本気で奪いにいくからな」




ドアの前に立つ結城くんにそう言うと教室から出ていった。



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