恋愛方程式
「クス。…耳弱いんだ?」
カァァァ//////
「気持ちい?」
「あっ…んやぁッ」
あたしの弱点を知った結城くんはそこばかり攻めてくる。
……も、無理…。
「ゆ、ゆう、き君…」
「隼人…でしょ?」
そう。
「俺、莉奈から名前で呼ばれるの待ってたんだけど?」
結城くんの名前。
「隼人って呼んでよ…」
「んっ…はや、とぉッ!」
執拗にいじられる耳を通して震えてくるあたしは、結城くん……隼人にもたれかかった。