恋愛方程式
意地を張って言ったあたしに「ふーん」と何か考え込んでる陽平。
「何よ…」
「んー?別にぃ?
…あれ?これ何?」
あたしのバッグからはみ出したように出ている紙。
「あッ!」
「いーなッ!」
陽平が掴んだ紙は、映画の前売り券。
陽平が好きな映画の続編版。
だから、買ったんだよ…。
陽平が喜ぶと思ったから…。
なんて思うあたしだけど伝えることが出来ない。
今までとって来たあたしの強気で素直ぢゃない性格。