恋愛方程式



……―――


いきなり手首を掴まれたと思うと、あたしの視界に入る結城くんの顔。



「…今、先輩…俺のこと好きって言った…よね?」




あたしの上でニッコリと意地悪そうに微笑む結城くん。




カァァ////


「……ちがッ」


「じゃあ、…何で俺の横で寝てるの?」




そ、それは…。


言えないよ…。

言えるわけない…。


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