Cherising!!〜Special〜
『ありがとう、郁』

この言葉を聞くためだけに、僕は傍にいた。

楓が笑顔で言うときも、涙をためた瞳で言われるときも。

『ありがとう、郁』

この一言で、僕は幸せだったんだ。

君が泣かないように。
君が笑っていられるように。

僕が守っていくと思っていた。


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