Cherising!!〜Special〜

郁の背中を見ていたら、抱きしめずにはいられなかった。


心と楓の姿を。


あたし達は偶然見てしまって。


楓にハッパをかけたのはあたしだから、遅かれ早かれこういう風になることはわかっていたけど。

まさか目の前でそれを見てしまうとは。

足をとめて2人を見つめる郁が、数カ月前の自分みたいで痛たまれなくなった。


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