Cherising!!〜Special〜

「早紀…」

郁は振り向かずにあたしの名前を呼ぶ。

「ん?」

「…昨日は」

「…いいよ、謝らなくても」

「……」

「謝んないで…」

「…ん」

「…あたしのことは気にしないでいいから。元気出して」

「早紀」

「…あたし、今日休むね!さすがに眠たいから」

「うん」

「じゃあ、ね」

また、て小さく手を振って、あたしは郁と別れた。


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