Cherising!!〜Special〜

「はぁ…」

「?」

突然、早紀のため息が静寂を止める。

僕は早紀の方を見た。

「そんな顔して… 思った通りね」

「なにが…」

「あたしのこと、考えてんでしょ?」

「え…」

「違った?」

「いや…」

その通り…。

「あたしのことはいいって言ったでしょ?」

そう言って早紀は笑った。

すごく綺麗な笑顔。

僕は数秒見とれてしまった。


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