Cherising!!〜Special〜
「恋愛とか関係なしに、郁はあたしの大事な人だよ」

「早紀…」

「今は、甘えていいよ」

「うん…ありがと…」

僕はそのまま、しばらく早紀に抱きしめられていた。

早紀の優しい心が、僕の哀しみを和らげてくれた。

「早紀」

「ん?」

「ありがとう。もう大丈夫だよ」

「ん」

早紀はゆっくりと僕から離れた。


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