Cherising!!〜Special〜

ガチャ、と重たいドアを開け中に入る。

店の温かさに、頬がじわんと元の体温に戻りだす。

あたしと心はコートを脱ぎ、いつもの席に向かった。

「あら?」

あたしは店にさりげなく貼ってある紙に気付く。

「どうした?」

「あれ」

心もあたしが指さした方を振り向く。

紙にはこう書いてあった。

『キャンドルナイト参加。今夜はライトを消して…』


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